子供がバスボールにはまり始めると、買い物のたびに「中に誰が入っているんだろう」と気になり出すものです。購入してから箱を開けてみたら、先週と同じキャラだった——そんな経験をされた親御さんも、少なくないのではないでしょうか。
実は、パッケージ裏面に印刷されているシリアルコードには、一定の法則があります。法則を知っておけば、お店の棚でパッケージを手に取った段階で、中身のフィギュアをある程度特定できます。
ただし、見分け方は製造元によって異なります。ひとつの方法がすべての商品に通用するわけではないため、まずどの会社が製造した商品なのかを確認することが出発点です。
また、この方法はメーカーが公式に案内している確定情報ではなく、実際に購入した人たちの検証や、パッケージに印字された番号の傾向から知られている見分け方です。商品やロットによっては使えない場合もあるため、「必ず当たる方法」ではなく、ダブりを減らしたり、狙いをつけたりするための判断材料として使うのが現実的です。
本記事では、製造元ごとの見分け方を整理してお伝えします。お子さんの好きなキャラを無駄なく手に入れるための、実用的な手引きとして活用いただければ幸いです。
バスボールの中身はシリアルコードで分かる
バスボールのパッケージ裏面にある長い数字の羅列が、中身を見分けるための鍵となるシリアルコードです。どのフィギュアが封入されているかという情報が、コードの特定の位置に反映されているケースがあります。
ここで、最初に押さえておくべき前提があります。バスボールの見分け方は、製造元によって異なります。同じ「バスボール」というカテゴリの商品であっても、製造会社が違えば、シリアルコードの構造も読み解き方も変わります。
店頭でまず確認すべきは製造元の社名です。パッケージ裏面の下部あたりに、小さな文字で「製造元」または「製造販売元」という記載があります。そこに書かれた会社名を確認してから、該当する見分け方を適用します。
次に確認するのが、シリアルコードの桁数です。特にバンダイ系の商品については、2021年以前に発売されたものと2022年以降に発売されたものとで桁数が変わっています。10桁であれば旧仕様、11桁であれば新仕様と判断でき、それぞれ読み解き方が異なります。
さらに最近の一部商品では、従来の10桁・11桁とは異なる9桁コードや、すべて同じ番号が並ぶようなコードが確認されることもあります。その場合は、この記事で紹介する計算式をそのまま当てはめても中身を判別できない可能性があります。
見分け方の基本は、パッケージ裏面で製造元を確認し、シリアルコードの桁数を数えたうえで、製造元と桁数に対応した法則を適用することです。
知らなければただの数字の羅列でも、法則を知っていれば中身を読み解くヒントに変わります。ただし、数字を数える位置をひとつ間違えるだけで別のキャラ番号になってしまうため、店頭ではスマートフォンのカメラで拡大して確認すると安心です。
ビューロ製(バンダイ)の見分け方|11桁コード・10桁コード別に解説
アカチャンホンポやドン・キホーテなど、多くの売り場で目にするびっくらたまごシリーズは、製造元が株式会社ビューロ、発売元がバンダイという組み合わせが大半です。鬼滅の刃やポケットモンスター、ちいかわ、ピクミン、プリキュアシリーズなど、子供に人気のキャラクターが揃っており、購入機会が最も多い製品群と言えます。
このビューロ製品については、2022年を境にシリアルコードの仕様が変わっています。2021年以前の商品は10桁、2022年以降の商品は11桁という構造です。まず桁数を数えることが、正しい見分け方を選ぶための第一歩となります。
同じシリーズ名でも、発売時期によって10桁から11桁に変わっていることがあります。たとえば鬼滅の刃のびっくらたまごは、壱のみ10桁、弐以降は11桁というように切り替わっています。シリーズ名だけで判断せず、実際に手元のパッケージ裏面を見て、桁数を確認することが大切です。
11桁コードの見分け方(2022年以降の製品)
現在、店頭に並ぶ新しめのびっくらたまご商品は、11桁のシリアルコードを採用しているものが多くなっています。この場合の見分け方は、以下の計算式で導き出せます。
コードの右端から数えた10・11桁目の数字(A)から、左から数えた4・5桁目の数字(B)を引いた値がキャラ番号になります。
式にすると「A-B=キャラ番号」となります。
具体例で確認してみましょう。仮にシリアルコードが「20309120312」だとします。
10・11桁目(右端2桁)の数字:12
4・5桁目の数字:09
12から09を引くと、答えは3。パッケージ裏面に記載されているキャラクター番号3番のフィギュアが封入されている、ということになります。
別の例では、シリアルコードが「40406641713」のような場合、末尾側の「13」から4・5桁目の「06」を引いて、13-06=7となります。この場合はキャラ番号7番を示す、という読み方になります。
なお、4・5桁目の数字が「09」のように0から始まる場合は、実質「9」として計算してください。
ひとつ注意しておきたいのが、引き算の結果が負の数になるケースです。たとえばAが「05」でBが「12」であれば、05-12で-7となり、一見成り立たないように思えます。この場合は桁の繰り上がりを考慮した別の読み方が必要になることもあり、商品によっては例外的な処理が生じます。そのようなケースに遭遇したときは、当該商品に特化した情報を別途ご確認いただくことをお勧めします。
また、「右端から10・11桁目」と「4・5桁目」を使う計算なので、右から3・4桁目など別の場所を見てしまうと結果が変わってしまいます。お店で急いでいると意外と間違えやすいため、指で桁を押さえるか、スマートフォンで撮影して拡大してから確認すると失敗を減らせます。
11桁コードの見分け方が適用できる代表的な製品は以下のとおりです。
・鬼滅の刃 ころんとマスコット 弐〜伍(2022年以降)
・呪術廻戦 ころんとマスコット(2022年2月)
・ちいかわ サウナとアイス(2023年10月)
・ポケットモンスター ポケモンフィギュアコレクション(2023年2月)
・びっくらたまご ピクミン(2023年10月)
・SPY×FAMILY vol.2(2023年9月)
・デリシャスパーティプリキュア プリティマスコット(2022年3月)
・ひろがるスカイ プリキュア プリティマスコット(2023年2月)
ただし、同じキャラクターの商品でも、発売時期やロットが変わるとコードの仕様が変わる場合があります。特に新しいシリーズでは、9桁コードや全桁同一番号のように、従来の計算式では見分けにくいものも出てきています。上の一覧に近い商品であっても、最終的にはパッケージ裏面の桁数を見て判断してください。
10桁コードの見分け方(2021年以前の製品)
2021年以前に発売されたびっくらたまごシリーズの場合、シリアルコードは10桁で、見分け方は11桁よりシンプルです。
コードを左から順に数えて、6番目の数字がキャラ番号に該当します。
たとえばコードが「2021083501」であれば、左から2・0・2・1・0・8と数えて、6番目は「8」となります。指で数えながら確認すると、数え間違いを防ぎやすいでしょう。
10桁コードが適用できる代表的な製品は以下のとおりです。
・鬼滅の刃 ころんとマスコット 壱(2021年8月)
・アンパンマン げんきにスポーツ編(2021年12月)
・トロピカル〜ジュ プリキュア おすわりフィギュア(2021年7月)
鬼滅の刃シリーズは、壱のみが10桁コードで、弐以降は11桁に切り替わっています。プリキュアシリーズも、2022年放送開始のデリシャスパーティプリキュアから11桁への移行が確認されています。古い在庫が新しい商品と同じ棚に並んでいることもあるため、見た目のシリーズ感だけで判断せず、必ず桁数を数えるのが安全です。
サンタン製品の見分け方|ダブり回避に特化した使い方
ハローキティをはじめとするサンリオキャラクターのバスボールに多く見られるのが、サンタンという会社が製造した製品です。サンタン製のバスボールは、「特定のキャラを狙い撃ちする」ことは難しい構造になっています。ただし、ダブりを回避する目的であれば、シリアルコードは十分に活用できます。
サンタン製品のシリアルコードは、以下の3つのブロックで構成されています。
最初の4桁:製造年月
中央のアルファベット:商品の略称
末尾の4桁:フィギュアの固有番号
たとえばコードが「2206.KTY.0032」という形式であれば、2022年6月に製造されたキティちゃん関連商品(KTYはキティのYubi人形の略)で、固有番号が0032のフィギュアが封入されているという意味になります。
ここで着目すべきが、末尾4桁の固有番号です。この番号はフィギュアごとに異なります。すでに自宅にある商品の固有番号と、店頭にある商品の固有番号を見比べれば、同じフィギュアかどうかを判別できます。
具体的な手順は以下のとおりです。
1. 自宅にある商品のパッケージ(または写真)から末尾4桁を控えておく
2. お店でパッケージを手に取り、末尾4桁を確認する
3. 控えておいた番号と異なれば、中身が違うフィギュアだと判断できる
キャラ番号という概念がないため、「これは3番のキャラ」という特定はできません。ビューロ製のように「計算してキャラ番号を出す」方法ではなく、サンタン製は「同じ番号を避ける」方法です。すでに持っているキャラと被りたくない人には向いていますが、まだ持っていない特定のキャラだけを狙いたい人には不向きです。
補足しておくと、固有番号が完全に異なっていても、デザイン違いの同キャラである可能性がゼロではありません。製造ロットや販売時期によってコード体系が変わっている場合もあるため、不明点が生じたときは購入前に複数のパッケージを見比べることをお勧めします。
店頭でパッケージに「サンタン」の記載を見つけたら、末尾4桁の固有番号を活用するという方法を思い出してください。
デルマ・ラボ製品(エスケイジャパン)の見分け方|8桁コードの読み方
バスボールの中には、製造元がデルマ・ラボ、発売元がエスケイジャパンという商品群があります。星のカービィのキラキラバスボールシリーズなどが代表例です。これらはビューロ製やサンタン製とは全く異なる構造のシリアルコードを持っています。
デルマ・ラボ製品のシリアルコードは8桁で、見分け方はシンプルです。
コードの8桁目、つまり右端の数字がキャラ番号と対応しています。
ただし、この商品ではパッケージ上にキャラクターの番号表示がされていないケースがあります。その代わり、フィギュアは左から右へ1番・2番・3番・4番という順番に対応しているとされており、コードの末尾数字がその番号と連動しています。
たとえばシリアルコードが「20230014」であれば、末尾の「4」が4番目のフィギュアを示しています。
この見分け方が通用する代表的な商品は、星のカービィ キラキラバスボール(各シリーズ)です。
現時点で確認されている適用範囲は、エスケイジャパン発売のデルマ・ラボ製品に限られます。同じエスケイジャパン発売であっても、製造元が異なれば法則が変わる可能性があります。パッケージ裏面の「製造元」表記は、必ず確認するようにしてください。
この商品では、封入フィギュアは全4種類が基本です。末尾の数字が1〜4のいずれかになっている点も特徴で、5以上の数字が末尾に現れる商品に出会った場合は、別シリーズか法則の外側にある商品である可能性を頭に置いてください。
なお、デルマ・ラボ製の一部商品では、末尾が5の場合にシークレット枠を示すとされる例もあります。通常ラインナップの1〜4番だけで判断できない商品もあるため、5以上の数字が出たときは「外れ」ではなく、別枠や別仕様の可能性も含めて確認するとよいでしょう。
製造元と末尾1桁を確認するだけでフィギュアの種類を特定できるのは、シンプルかつ実用的な仕組みと言えるでしょう。
製造元の確認方法|パッケージのどこを見ればよいか
3つの製造元ごとに見分け方を解説してきましたが、「そもそも製造元をどこで確認すればよいか」が曖昧なままでは、店頭で迷ってしまいます。
製造元の記載は、パッケージの裏面下部に集中しています。「製造元」「製造販売元」「製造」などの表記に続いて会社名が記載されています。文字が小さく、見落としやすい部分でもあるため、スマートフォンのカメラで拡大して確認するのもひとつの手です。
「発売元」と「製造元」が別の会社名で併記されているケースもあります。その場合は「製造元」に記載されている会社名を基準にして、見分け方を選択してください。発売元はバンダイであっても、製造元はビューロという組み合わせが典型例です。
製造元の記載が見当たらない、または読み取れない場合は、パッケージ全体のデザインや商品名から、びっくらたまごシリーズかどうかを確認します。びっくらたまごシリーズであれば、まずビューロ製のコードを試してみるという判断が現実的です。
ただし、シリアルコードが9桁だったり、すべて同じ番号で構成されていたりする場合は、従来の見分け方が使えない可能性があります。その場合は無理に計算せず、見分けが難しい商品として考えたほうが安全です。
以下に、製造元ごとの見分け方を一覧にまとめます。
製造元:株式会社ビューロ(発売元:バンダイ)
主な商品:びっくらたまごシリーズ全般
コードの桁数:10桁(2021年以前)または11桁(2022年以降)
見分け方:
10桁の場合 → 左から6番目の数字=キャラ番号
11桁の場合 → 右端2桁(10・11桁)- 4・5桁目の数字=キャラ番号
製造元:サンタン
主な商品:サンリオキャラクター系バスボール
コードの桁数:4桁+アルファベット+4桁
見分け方:末尾4桁の固有番号が異なればダブりを回避できる
製造元:デルマ・ラボ(発売元:エスケイジャパン)
主な商品:星のカービィ キラキラバスボールシリーズ
コードの桁数:8桁
見分け方:8桁目(末尾)の数字=キャラ番号(1〜4番)
この一覧を頭に入れておけば、店頭で製造元を確認した瞬間に、次に何を見ればよいかがすぐ判断できます。慣れないうちは、スマートフォンのメモに保存しておくと便利でしょう。
上記の3社以外の製造元が記載されていた場合、現時点では見分け方の法則が確認されていません。そのような商品に出会ったときは、中身を楽しみにするか、その商品に特化した情報を別途調べることをお勧めします。
この方法が特に向いているのは、好きなキャラをできるだけ狙いたい人、兄弟で同じキャラが被るのを避けたい人、コンプリートを目指している人です。一方で、「何が出るかな」という偶然性を楽しみたい場合は、あえて見分けずに選ぶほうがお風呂時間の楽しさが残るかもしれません。
お風呂時間をもっと楽しくするために(まとめ・関連情報)
バスボールの見分け方は、製造元と桁数によって異なります。パッケージ裏面で「製造元」を確認し、シリアルコードの桁数を数えたうえで、以下の法則を当てはめてください。
ビューロ製(バンダイ発売のびっくらたまごシリーズ)
11桁コード(2022年以降):右端2桁 – 4・5桁目 = キャラ番号
10桁コード(2021年以前):左から6番目の数字 = キャラ番号
サンタン製(サンリオキャラクター系)
末尾4桁の固有番号が異なればダブりを回避できる
デルマ・ラボ製(エスケイジャパン発売)
8桁コードの末尾の数字 = キャラ番号(1〜4番)
この3つの法則を覚えておけば、店頭で慌てることなく対応できるはずです。
ただし、すべてのバスボールにこれらの法則が適用できるわけではありません。製造元が異なれば法則も変わりますし、新商品では仕様が変更されている場合もあります。9桁コードや全桁同一番号のように、見分けに使いにくい印字がされている商品もあるため、うまく読めないときは無理に判断しないことも大切です。
また、見分け方を使うときは、数字の読み間違いにも注意してください。前ゼロを落として見てしまったり、右から数える位置を間違えたりすると、まったく別のキャラ番号になってしまいます。店頭では、製造元、桁数、見る位置の順番で確認すると失敗しにくくなります。
公式に保証された方法ではないため、あくまでも買う前の判断材料として使うのがちょうどよい距離感です。子供がお風呂を嫌がる季節、特に寒い時期には、バスボールがひとつのきっかけになることも多いでしょう。「今日は誰が出るかな」という会話が生まれるだけで、お風呂の時間がほんの少し変わってくることもあります。お子さんの好きなキャラを無駄なく集めるために、この記事が少しでも役立てば幸いです。
バスボールに関連して、参考になる情報をいくつかご紹介します。
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お誕生日やクリスマスのプレゼントとして、消耗品ではなく手元に残るものを選びたい場面もあるかと思います。そのような場合には、知育玩具として長く遊べるタイプのおもちゃを検討してみるのも、ひとつの選択肢となるでしょう。
お子さんとのお風呂時間が、少し特別な時間になりますように。


