マイナポータルを操作していないのに、「ログインしました」「新しいお知らせが届きました」「電子証明書の有効期限が近づいています」といったメールが突然届くと、詐欺なのか、誰かにログインされたのか迷いやすいところです。
身に覚えのないマイナポータル関連メールが届いても、すべてがフィッシング詐欺や不正ログインとは限りません。
マイナポータル公式では、正規の通知メールが届くケースに加えて、家族など別の人のマイナポータルに自分のメールアドレスが登録されているため、その人のログイン通知が自分へ届くケースも案内しています。
一方で、送信元を偽装したメールや、正規サイトに見せかけた偽URLへ誘導するフィッシングも実際に確認されています。
そのため、メール本文のリンクから確認するのではなく、自分でマイナポータルを開き、メールの内容・ログイン履歴・家族の登録状況を順番に確認するのが安全です。
| 届いた内容 | 考えられること | 最初にすること |
|---|---|---|
| 「電子証明書の有効期限が近づいています」+リンク | 確認済みのフィッシング手口 | リンクを開かず公式情報を確認 |
| 「戸籍へのフリガナ記載についてご確認ください」+リンク | 確認済みのフィッシング手口 | メールから手続きせず公式サイトを確認 |
| notice@myna.go.jpから「ログインしました」 | 正規通知の可能性 | マイナポータルのログイン履歴を確認 |
| 正規らしい通知だが自分はログインしていない | 家族など別人が同じメールアドレスを登録している可能性 | 家族のメール通知設定も確認 |
| 「マイナポイントを受け取れます」などの案内 | フィッシングの可能性 | 制度自体が存在するか政府公式情報を確認 |
| 偽サイトで暗証番号・カード情報などを入力した | 情報漏えいのおそれ | 入力した情報に応じて公式窓口へ相談 |
- まず結論|身に覚えのないメール=詐欺とは限らない
- 最初に4つのケースへ切り分ける
- 「notice@myna.go.jp」なら本物?
- 「マイナポータルにログインしました」と届いた時の確認順
- 正規メールなのに自分がログインしていないなら家族の登録も確認
- 自分にも家族にも心当たりがないログインなら公式窓口へ確認
- 「電子証明書の有効期限が近づいています」メールは要注意
- 「戸籍へのフリガナ記載についてご確認ください」というメールにも注意
- 「マイナポイントを受け取れます」というメールにも注意
- 現在の公式アプリ名は「マイナアプリ」
- メールを開いただけならどうする?
- メールのリンクを開いてしまった場合
- 暗証番号やカード情報を入力してしまった場合
- 本物のマイナポータルメールはどんな時に届く?
- 身に覚えのない申請メールが届いた場合も家族の登録を確認
- それでも原因が分からない場合は公式窓口へ問い合わせる
- まとめ|メールの見た目だけで判断せず、公式側の履歴を確認する
- よくある質問
まず結論|身に覚えのないメール=詐欺とは限らない
マイナポータル公式の正規通知では、送信元としてnotice@myna.go.jpが使われています。
ただし、マイナポータル公式は、見かけ上の送信元が巧妙に偽装された不正メールも確認されていると注意しています。
つまり、
- notice@myna.go.jpだから絶対に本物
- 身に覚えがないから必ず詐欺
という2択では判断できません。
詳しくはマイナポータル公式「心当たりがないメールが届きました」で確認できます。
心当たりのないメールが届いたら、本文内のURLを使わず、自分でマイナポータルやマイナアプリを開いて確認してください。
最初に4つのケースへ切り分ける
判断しやすくするには、届いたメールを次の4つに分けます。
- マイナポータルを装ったフィッシングメール
- 自分の操作に対する正規通知
- 家族など別の人の操作に対する正規通知
- 自分にも家族にも心当たりがない正規のログイン通知
特に見落としやすいのが3番目です。
マイナポータル公式は、家族の利用者登録を手伝った際などに、自分のメールアドレスを家族側にも登録していると、その家族がログインしたときの通知が自分にも届く場合があると案内しています。
「notice@myna.go.jp」なら本物?
notice@myna.go.jpはマイナポータルの正規通知で使われるメールアドレスですが、表示されている送信元だけで本物と断定しないでください。
送信元情報を偽装する手口があるためです。
メール本文のURLについても注意が必要です。
マイナポータル公式のURLは、
https://myna.go.jp/
です。
ただし、メール本文に正しいURL文字列が表示されていても、実際にタップしたときの移動先を別の偽サイトへ設定することもできます。
そのため、URLの見た目を確認して安心するのではなく、心当たりがない場合はメール内のリンク自体を使わない方法が確実です。
「マイナポータルにログインしました」と届いた時の確認順
2026年10月6日、マイナポータル公式には「ログインした覚えがないのにログイン通知が来た場合」のFAQが公開されています。
自分でログインしていないのに通知が届いたら、まずマイナポータルを自分で開いてください。
1. メール内のリンクからログインしない
スマートフォンのブラウザからマイナポータルを自分で開くか、公式のマイナアプリを利用します。
2. 「ログイン履歴」を確認する
マイナポータル公式では、ログインに関する操作を「ログイン履歴」で確認できると案内しています。
メールに書かれている日時と、自分のログイン履歴を照らし合わせます。
詳しくはマイナポータル公式「ログインした覚えがないのに通知が来た場合」で確認できます。
3. 自分の操作と一致するか確認する
少し前に別端末やスマートフォンからログインした、行政手続きでマイナポータルを利用したなど、思い当たる操作がないか確認します。
正規メールなのに自分がログインしていないなら家族の登録も確認
ログイン通知が正規のものに見えても、自分のログイン履歴と一致しない場合があります。
そのときは、すぐに「誰かに乗っ取られた」と決めつける前に、家族などが同じメールアドレスを登録していないか確認してください。
マイナポータル公式では、よくあるケースとして次のような状況を挙げています。
- 家族のマイナポータル登録を手伝った
- 家族の登録時に自分のメールアドレスを使用した
- マイナポイント第2弾の申込時に、複数人へ同じメールアドレスを登録した
家族側のマイナポータルで「ログイン時」のメール通知を有効にしていると、その家族がログインした際に、自分のメールアドレスへ通知が届くことがあります。
家族側のメールアドレスを確認する方法
- 家族本人のマイナンバーカードでマイナポータルへログインする
- メニューから「メール通知」を開く
- 登録されているメールアドレスを確認する
- 必要なら通知内容やメールアドレスを変更する
自分のメールアドレスが家族側にも登録されていたなら、身に覚えのない通知の原因が第三者による不正ログインとは限りません。
自分にも家族にも心当たりがないログインなら公式窓口へ確認
自分では操作しておらず、家族などの登録にも心当たりがない場合は、ログイン履歴を確認したうえでマイナポータルへ問い合わせます。
マイナポータルのログインには、実物のマイナンバーカードの場合は利用者証明用電子証明書の4桁の暗証番号が必要です。
スマートフォンへ登録した電子証明書やiPhoneのマイナンバーカードを使う場合も、暗証番号または端末の生体認証などが必要です。
マイナポータル公式FAQでも、上記以外の方法ではログインできないと案内されています。
自分にも家族にも心当たりのない履歴が確認できた場合は、自己判断で原因を決めず、公式窓口へ確認してください。
「電子証明書の有効期限が近づいています」メールは要注意
2026年には、「電子証明書の有効期限が近づいています」といった件名でマイナポータルを装い、偽サイトへ誘導するメールが確認されています。
デジタル庁も2026年6月に、この件名を使ったなりすましメールについて注意喚起しています。
マイナンバーカード総合サイトでは、カードまたは電子証明書の有効期限が近づいた場合、有効期限の2~3か月前を目安に有効期限通知書が送付されると案内しています。
また、電子証明書の更新はオンラインではできず、住民登録のある市区町村窓口で行います。
詳しくはマイナンバーカード総合サイト「更新手続きについて」で確認できます。
メール内の「更新する」「期限を延長する」といったボタンから暗証番号などを入力しないでください。
「戸籍へのフリガナ記載についてご確認ください」というメールにも注意
デジタル庁は2026年、「戸籍へのフリガナ記載についてご確認ください」といった件名の不審メールも確認しています。
ここで注意したいのは、戸籍へ氏名のフリガナを記載する制度そのものは実在することです。
本物の制度に便乗しているため、内容を見ただけでは信じてしまいやすくなっています。
制度が実在することと、届いたメールが正規のものであることは別です。
フリガナについて確認する場合も、メール内のURLからではなく、法務省・デジタル庁・自治体などの公式ページを自分で開いてください。
「マイナポイントを受け取れます」というメールにも注意
マイナポイントを使ったフィッシングも過去に確認されています。
デジタル庁は、「マイナポイントプレゼント」などと称して偽サイトへ誘導するメールについて注意喚起しています。
国のマイナポイント第2弾は2023年9月30日に申込みを終了しています。
2026年10月時点で、全国一律の「マイナポイント第3弾」について開始日・対象者・付与額・申込方法を示した政府の公式発表は確認されていません。
詳しくはマイナポイント第3弾の2026年最新公式情報で整理しています。
「○万円分のポイントを受け取れる」「本日が申込期限」といったメールを受け取った場合は、メール内リンクではなく制度そのものが政府公式サイトに掲載されているか確認してください。
現在の公式アプリ名は「マイナアプリ」
スマートフォンから確認するときは、アプリ名にも注意してください。
2026年8月25日から、従来の「マイナポータルアプリ」はデジタル認証アプリと統合され、「マイナアプリ」として提供されています。
すでに旧マイナポータルアプリを利用していた場合は、アップデートすることで利用でき、新しい別アプリを入れ直す必要はありません。
詳しくはデジタル庁「マイナアプリ」公式案内で確認できます。
検索結果やメールから見つけた正体不明のアプリではなく、デジタル庁の公式ページから案内されるアプリを確認してください。
メールを開いただけならどうする?
不審なメールを開いて本文を表示しただけで、
- 本文中のリンクを押していない
- 添付ファイルを開いていない
- アプリをインストールしていない
- 暗証番号や個人情報を入力していない
のであれば、偽サイトへ情報を送信したケースとは分けて考えます。
メールを閉じて削除し、必要な確認はマイナポータル公式サイトやマイナアプリから行ってください。
「メールを開いた=マイナンバーカードが乗っ取られた」とは断定できません。
メールのリンクを開いてしまった場合
リンクを開いた場合は、その後に何をしたかで対応が変わります。
ページを開いただけで何も入力していない
ページを閉じ、それ以上操作しないでください。
正しい状態を確認したい場合は、ブラウザからマイナポータルの公式サイトを自分で開きます。
アプリやAPKファイルをインストールした
デジタル庁は過去に、マイナポータルの偽サイトから偽アプリのAPKファイルをダウンロードさせる事例を確認しています。
不審なサイトから入れたアプリは使用を中止し、デジタル庁の注意喚起に沿ってアンインストールしてください。
詳しくはデジタル庁「マイナポータルの偽サイト・偽アプリへの注意喚起」で確認できます。
暗証番号やカード情報を入力してしまった場合
偽サイトへ情報を入力した場合は、「何を入力したか」を確認してください。
マイナンバーカードの暗証番号を入力した
マイナンバーカードの暗証番号は本人認証などに利用する重要な情報です。
第三者へ知られた可能性がある場合は、そのまま放置せず、マイナンバー総合フリーダイヤルや住民登録のある市区町村へ相談し、必要に応じて暗証番号の変更・再設定を確認してください。
マイナンバーカード総合サイトでは、暗証番号の再設定について市区町村窓口や、条件を満たす場合はコンビニのキオスク端末を使う方法を案内しています。
クレジットカード情報を入力した
カード会社の公式窓口へ速やかに連絡し、不正利用の有無やカード停止・再発行の必要性を確認してください。
銀行口座やネットバンキング情報を入力した
利用している金融機関の公式窓口へ連絡し、必要な対応を確認してください。
メールへ返信したり、偽サイトに表示された問い合わせ先へ連絡したりするのではなく、自分で公式サイトやカード裏面などから正規の連絡先を確認してください。
本物のマイナポータルメールはどんな時に届く?
マイナポータルには正規のメール通知機能があります。
登録したメールアドレスには、設定内容に応じて、
- マイナポータルへのログイン
- 行政機関などから新しいお知らせが届いた
- 電子申請した手続きの処理状況
などに関する通知が届く場合があります。
メール通知の内容は、マイナポータルへログイン後、「メール通知」から変更できます。
そのため、「マイナポータルからメールが届いた」という事実だけで詐欺とは判断しないことも重要です。
身に覚えのない申請メールが届いた場合も家族の登録を確認
ログイン通知だけでなく、身に覚えのない電子申請の処理状況メールが届くこともあります。
マイナポータル公式では、この場合、まず「やること」から自分が申請した手続きがないか確認するよう案内しています。
該当する申請がない場合は、家族など別の人が自分のメールアドレスを登録していないか確認します。
詳しくはマイナポータル公式「身に覚えのない申請に関するメールが届いた場合」で確認できます。
それでも原因が分からない場合は公式窓口へ問い合わせる
メールが正規に見えるものの、自分にも家族にも心当たりがなく、ログイン履歴を確認しても原因が分からない場合は、マイナポータルへ問い合わせてください。
マイナポータルを利用している場合は、ログイン後の「ヘルプ」から問い合わせできます。
マイナポータルを利用していない人向けにも、心当たりのないメール専用の問い合わせフォームが用意されています。
問い合わせフォームには、マイナンバー、氏名、住所など個人を特定できる情報を記載しないよう公式に案内されています。
まとめ|メールの見た目だけで判断せず、公式側の履歴を確認する
マイナポータルから身に覚えのないメールが届いた場合、すべてを「詐欺」または「不正ログイン」と決めつける必要はありません。
次の順番で確認すると整理しやすくなります。
- メール内のURLを開かない
- notice@myna.go.jpなど送信元を確認するが、それだけで本物と断定しない
- 自分でマイナポータル/マイナアプリを開く
- 「ログインしました」ならログイン履歴を確認する
- 自分に心当たりがなければ家族のメール登録も確認する
- 家族にも心当たりがなければ公式窓口へ問い合わせる
- 偽サイトへ情報を入力した場合は入力した情報に応じて速やかに対応する
2026年には、「電子証明書の有効期限が近づいています」「戸籍へのフリガナ記載についてご確認ください」といった実在する制度を利用したなりすましメールも確認されています。
届いたメールを基準に手続きを始めるのではなく、マイナポータル側のログイン履歴・通知・登録状況を基準に事実を確認することが重要です。
よくある質問
notice@myna.go.jpなら必ず本物ですか?
notice@myna.go.jpは正規のマイナポータル通知で利用される送信元です。
ただしマイナポータル公式は、見かけ上の送信元が偽装されるケースも確認しているため、送信元だけで本物とは断定しないよう案内しています。
「マイナポータルにログインしました」と来たら乗っ取られていますか?
メールだけでは断定できません。
まずマイナポータルの「ログイン履歴」を確認してください。
また、家族など別の人のマイナポータルへ自分のメールアドレスが登録されている場合、その人のログイン通知が自分へ届くこともあります。
マイナポータルを使っていないのにメールが来るのはなぜですか?
家族などの利用者登録を手伝った際に、自分のメールアドレスがその人のマイナポータルにも登録されている可能性があります。
公式FAQでも、マイナポイント第2弾の申込時などに同じメールアドレスを複数人へ登録したケースが紹介されています。
電子証明書の有効期限メールは本物ですか?
「電子証明書の有効期限が近づいています」という件名で偽サイトへ誘導する不審メールが2026年に確認されています。
電子証明書の有効期限が近づくと、通常は有効期限の2~3か月前を目安に有効期限通知書が送付されます。
電子証明書の更新自体もオンラインでは行えず、市区町村窓口で手続きします。
メールを開いただけならマイナンバーカードを止める必要がありますか?
メール本文を表示しただけで、リンク・添付ファイルを開かず、情報も入力していないのであれば、偽サイトへ暗証番号等を送信したケースとは分けて考えます。
不審なメールは削除し、必要な確認は公式サイトやマイナアプリから行ってください。
暗証番号を偽サイトへ入力してしまいました
第三者へ知られた可能性があるため、マイナンバー総合フリーダイヤルや住民登録のある市区町村へ相談し、暗証番号の変更・再設定が必要か確認してください。


