昨日まで使えていたSo-netのメールが、突然受信できなくなった。Outlookで何度もパスワードを求められたり、iPhoneのメールアプリに認証エラーが表示されたりすると、「設定を変えていないのに、なぜ?」と戸惑うことがあります。
2026年10月27日以降に一部のSo-netメールが使えなくなった場合、So-netが実施したメールパスワードの強制初期化が関係している可能性があります。
対象サービスでは、以前使っていたパスワードを入力し直すだけでは利用を再開できません。まずSo-netの公式ページでメールアドレスパスワードを再設定し、その後、OutlookやiPhoneなどのメールソフトにも新しいパスワードを反映させます。
ただし、So-netのメールを使っている人全員が今回の初期化対象ではありません。最初に利用サービスを確認してください。
| 今の状態 | 最初にすること |
|---|---|
| 10月27日以降、対象メールが突然使えない | So-net公式でメールパスワードを再設定する |
| パスワード再設定直後も使えない | 反映を待ち、公式Webメールで確認する |
| Webメールでは使えるがOutlookで使えない | Outlookに保存されたパスワードを更新する |
| Webメールでは使えるがiPhoneで使えない | iPhoneのメールアカウント設定を確認する |
| 受信できるのに送信だけ失敗する | 送信メールサーバー側の認証設定を確認する |
| 基本メールボックスなど対象外のサービス | 通常のメール障害・認証設定を確認する |
- So-netメールが突然使えなくなった理由|10月27日に一部パスワードが初期化
- まず自分のメールが初期化対象か確認する
- 対象なら最初にSo-net側でメールパスワードを再設定する
- 再設定後はWebメールで使えるか確認する
- Outlookで送受信できない|保存されたメールパスワードを更新する
- iPhoneでSo-netメールが使えない|メールアカウントの認証情報を確認
- 受信できるのに送信だけできない場合はSMTP側も確認
- パスワードを変えたのに何度もエラーが出るときの切り分け
- 基本メールボックスが使えない場合は今回の初期化と分けて考える
- パスワード再設定の偽メール・SMSに注意する
- 自分で確認しても復旧しない場合の問い合わせ先
- まとめ|So-net側の再設定とメールソフト側の変更は別の作業
- よくある質問
So-netメールが突然使えなくなった理由|10月27日に一部パスワードが初期化
So-netは2026年10月27日、会員データベースへの不正アクセスに伴う情報漏えいを公表しました。
そのうち4つのメールサービスについては、メールアドレスとメール送受信用パスワードの漏えいが確認されました。第三者による不正利用を防ぐため、So-netは10月27日10時頃から対象のメールパスワードを順次初期化しています。
そのため、対象サービスの利用者は、自分で設定を変更していなくても、Outlookやスマートフォンのメールアプリでパスワードエラーになる場合があります。
So-netは、対象者に新しいメールアドレスパスワードの設定を求めています。詳しい経緯はSo-net公式「不正アクセスに伴う情報漏えいのお知らせ」で確認できます。
まず自分のメールが初期化対象か確認する
メールが使えないからといって、すべてのSo-netメールが今回の影響を受けたわけではありません。
So-netがメールアドレスとメールパスワードの漏えいを確認したのは、次の4サービス、合計54,401アドレスです。
| 対象サービス | メールアドレスの例 | 公表件数 |
|---|---|---|
| メールサービス(G) | @***.gyao.ne.jp、@***.gate01.com、@***.pbc.ne.jp、@***.highway.ne.jp | 24,655件 |
| A-Box(追加メールボックス) | @***.so-net.ne.jp | 17,672件 |
| ソネットVAIOメール | @***.vaio.ne.jp | 7,005件 |
| PostPetメールアカウントサービス | @postpet***.so-net.ne.jp | 5,069件 |
「***」はサブドメイン部分です。同じ「so-net.ne.jp」を含むアドレスでも、A-Boxと基本メールボックスでは契約サービスが異なります。
無料の基本メールボックスは、今回のメールパスワード漏えい・強制初期化の対象外とSo-netが説明しています。
また、So-netとplala(Sコース)の会員情報の漏えい件数と、メールパスワードの漏えい件数は同じではありません。会員情報の漏えい対象だからといって、すべてのメールパスワードが初期化されたわけではありません。
自分の契約サービスが分からない場合は、メールアドレスの末尾だけで断定せず、So-net公式マイページで確認してください。
対象なら最初にSo-net側でメールパスワードを再設定する
初期化の対象となったメールサービスでは、OutlookやiPhoneの入力欄に以前のパスワードを繰り返し入れても利用を再開できません。
まず、So-net側でメールアドレスパスワードを新しく設定します。
- メールやSMSに記載されたリンクではなく、ブラウザからSo-netの公式サイトを開く
- So-net公式「不正アクセスに関するご質問と回答」へ進む
- 「メールサービスの利用停止・パスワード変更について」を確認する
- 自分が利用しているメールサービスのパスワード変更手続きへ進む
- 本人確認などの画面案内に従って新しいパスワードを設定する
- 設定したパスワードを安全な場所に保管する
対象サービスによって手続きページが異なります。メールサービス(G)では「POPパスワード」、A-Boxなどではサービスごとのメールパスワード変更手続きが案内されています。
ここで変更するのは、メール送受信に使用するパスワードです。So-netマイページにログインするための「ユーザーIDパスワード」や、インターネット接続用のパスワードと混同しないようにしてください。
再設定後すぐに使えなくても、何度も変更し直さない
So-net公式FAQによると、変更したメールパスワードは通常数分で反映されますが、数分〜30分程度かかる場合があります。
再設定直後に認証エラーが出ても、すぐに別のパスワードへ変更し直す必要はありません。反映を待ってから、次の確認へ進んでください。
再設定後はWebメールで使えるか確認する
OutlookやiPhoneの設定を変更する前に、可能であればSo-netのWebメールを確認すると、問題が起きている場所を絞りやすくなります。
- So-net公式Webメールを開く
- 対象のメールアドレスと新しく設定したメールパスワードでログインを試す
- 正常にログインできるか、メールを確認できるか調べる
Webメールにログインできれば、少なくともその画面での認証は成功しています。OutlookやiPhoneだけが失敗するなら、メールソフトに古いパスワードが保存されている可能性があります。
一方、Webメールでも認証できない場合は、再設定が正常に完了したか、反映時間が経過したか、対象メールアドレスを間違えていないかを確認してください。
なお、Webメールの利用可否や表示機能は契約サービスによって異なる場合があります。利用できない場合は、So-netの契約サービス別サポートで確認してください。
Outlookで送受信できない|保存されたメールパスワードを更新する
So-net側でメールパスワードを変えても、Outlookに保存されている情報が自動的に書き換わるとは限りません。
Microsoftも、メール事業者でパスワードを変更したあとは、Outlook側で新しいパスワードを反映する必要があると案内しています。
Outlookがパスワードを求めてきた場合
Outlookを開いたときにパスワード入力画面が表示されたら、So-net公式で再設定したメールアドレスパスワードを入力してください。
ユーザー名も求められた場合は、該当するメールアドレスや契約サービスで指定されたアカウント名を確認します。
従来のOutlookで設定画面から変更する場合
Windowsの従来版Outlookでは、次の場所からメール設定を確認できます。
- Outlookを開く
- 「ファイル」を選ぶ
- 「アカウント設定」から対象のSo-netメールアカウントを確認する
- 必要に応じて「サーバーの設定」を開く
- 受信メール・送信メールの認証情報に古いパスワードが残っていないか確認する
- 新しいパスワードを反映して接続を試す
新しいOutlookと従来のOutlookでは設定画面が異なります。表示項目が見つからない場合は、Microsoft公式「Outlookでメールパスワードを更新する方法」を確認してください。
また、So-netもメールソフト別の設定確認方法を公開しています。利用中のOutlookの種類に合う案内を優先してください。
iPhoneでSo-netメールが使えない|メールアカウントの認証情報を確認
iPhoneの「メール」アプリでパスワードエラーが出る場合も、So-net側での再設定後に、iPhone側の認証情報が古いままになっている可能性があります。
現行iOSでは、次の画面からアカウントを確認できます。
- iPhoneの「設定」を開く
- 「アプリ」→「メール」へ進む
- 「メールアカウント」を開く
- 対象のSo-netメールアカウントを選ぶ
- パスワードやアカウント情報の編集項目があれば確認する
- 新しいメールパスワードを反映し、送受信を試す
表示される項目はアカウントの種類やiOSのバージョンで異なります。パスワード欄が表示されない場合は、画面の案内やSo-netのメール設定ガイドを確認してください。
So-netはiPhone向けメール設定方法を公開しています。
メールが開けないという理由だけで、最初からアカウントを削除しないでください。特にPOP方式では、端末内にしか残っていないメールがある場合、削除によって失われるおそれがあります。
So-netの今回の初期化とは別に、iPhoneの一般的な認証エラーを切り分けたい場合は、iPhoneで「IMAPアカウントのパスワードが正しくありません」と表示されたときの確認順も確認してください。
受信できるのに送信だけできない場合はSMTP側も確認
パスワード変更後、メールの受信はできるようになったのに送信だけ失敗する場合があります。
メールソフトには、受信用と送信用で別のサーバー設定が用意されていることがあります。
そのため、受信側だけ新しいパスワードに更新できても、送信メールサーバー(SMTP)側に以前のパスワードが残っていると、送信時に認証エラーになる可能性があります。
メールサービス(G)について、So-netはPOPパスワードを変更した場合、受信用メールサーバーと送信用メールサーバーの両方でパスワードを更新するよう案内しています。
詳しくはSo-net公式「メールサービス(G)の各種設定変更」を確認してください。
メールサーバー名、ポート番号、暗号化方式を、原因が分からないまま変更する必要はありません。使用サービスごとに正しい設定が異なるため、So-netの公式案内に従ってください。
パスワードを変えたのに何度もエラーが出るときの切り分け
再設定を済ませても使えない場合は、何度もパスワードを作り直す前に、次の順番で確認しましょう。
| 確認できたこと | 次の行動 |
|---|---|
| 変更直後で30分ほど経過していない | So-net公式が案内する反映時間を考慮して再確認する |
| Webメールにはログインできる | Outlook・iPhone側の保存パスワードを見直す |
| Webメールにもログインできない | 再設定完了・契約サービス・アカウント名を確認する |
| 受信だけできる | SMTP側のパスワード・認証設定を確認する |
| パソコンだけ使えない | パソコンのメールソフト設定を確認する |
| 複数端末すべてで使えない | So-net側の再設定やサービス状態を優先して確認する |
Webメールにログインできない場合は、メールソフトを削除して入れ直しても、So-net側の認証問題を解決できるとは限りません。
基本メールボックスが使えない場合は今回の初期化と分けて考える
So-netの基本メールボックス(無料)は、今回のメールアドレスパスワード漏えい対象ではないと公式FAQで説明されています。
したがって、基本メールボックスで送受信できない場合は、今回の強制初期化が原因だと決めつけず、次の点を確認してください。
- So-net側でメールサービスの障害やメンテナンスが案内されていないか
- インターネット接続に問題がないか
- メールソフトのユーザー名・パスワードが正しいか
- 送受信サーバーの設定を変更していないか
- 特定端末だけで問題が起きていないか
同じ「So-netメールが使えない」症状でも、利用サービスによって必要な対応が異なります。
パスワード再設定の偽メール・SMSに注意する
今回の情報漏えいでは、氏名やメールアドレスなどの会員情報も影響を受けました。
So-netは、漏えい情報を悪用した不審なメール・SMS・電話が届くおそれがあるとして注意を呼びかけています。
「メール停止を解除するには今すぐ認証」「パスワードを再設定しないとアカウントを削除する」といった連絡が届いても、本文のリンクや添付ファイルを不用意に開かないでください。
パスワード再設定は、受信したメールのリンクからではなく、自分で開いたSo-netの公式サイトから行うのが安全です。
また、今回漏えいしたメールパスワードを別のサービスでも使い回していた場合は、そのサービスでもパスワードを変更してください。同じ文字列のまま利用を続けないことが大切です。
自分で確認しても復旧しない場合の問い合わせ先
マイページへのログインができない、対象サービスが分からない、パスワード再設定後もWebメールにログインできない場合は、So-netのサポートへ相談してください。
So-netは今回の事案について、専用のFAQと問い合わせ窓口を設けています。
問い合わせる際は、次の点を整理しておくと状況が伝わりやすくなります。
- 利用中のメールサービス名(メールサービス(G)、A-Boxなど)
- メールアドレスのドメイン
- パスワードを再設定したか、いつ設定したか
- Webメールにログインできるか
- Outlook、iPhoneなど、使えない端末・メールソフト
- エラー表示の内容と、受信・送信のどちらが失敗しているか
問い合わせ窓口や受付時間は変更される可能性があるため、So-net公式の最新FAQ・問い合わせ案内を確認してください。
サポートへ相談する際も、パスワードそのものをメールやメッセージで第三者へ送らないようにしてください。
まとめ|So-net側の再設定とメールソフト側の変更は別の作業
2026年10月27日以降にSo-netメールが突然使えなくなった場合は、対象メールサービスで実施されたパスワードの強制初期化が関係している可能性があります。
ただし、すべてのSo-netメールが対象ではありません。まず契約しているサービスを確認してください。
対象となっている場合は、次の順番で進めると整理しやすくなります。
- 4つの対象メールサービスに該当するか確認する
- So-net公式サイトからメールアドレスパスワードを再設定する
- 数分〜30分程度の反映時間を考慮する
- 可能ならWebメールで新しいパスワードを確認する
- OutlookやiPhoneに保存されたパスワードを更新する
- 受信だけ・送信だけ失敗する場合は、それぞれの認証設定を確認する
So-net側でパスワードを再設定して終わりではなく、普段使っているメールソフトにも新しい情報を反映させることがポイントです。
アカウントの削除や端末の初期化を急がず、サービス側とメールソフト側を分けて確認してください。
よくある質問
So-netのメールパスワードを変えたのにOutlookで使えません
Outlookに以前のパスワードが保存されている可能性があります。So-netのWebメールで新しいパスワードが利用できるか確認したうえで、Outlook側のアカウント設定を更新してください。
再設定したパスワードはすぐに反映されますか?
So-net公式FAQでは、通常は数分、場合によっては数分〜30分程度かかると案内されています。変更直後は、反映時間を考慮して確認してください。
So-netの基本メールアドレスもパスワード変更が必要ですか?
今回の不正アクセスに伴うメールパスワード漏えいについて、So-netは基本メールボックス(無料)を対象外と説明しています。基本メールボックスが使えない場合は、別の認証エラーやサービス状況を確認してください。
受信はできるのに送信だけできないのはなぜですか?
送信用サーバー(SMTP)に古いパスワードが残っている可能性があります。利用サービスの公式設定方法に従い、送信用の認証情報を確認してください。
マイページのパスワードとメールパスワードは同じですか?
別の用途に使う認証情報です。今回初期化されたのは、対象メールサービスの送受信用パスワードです。マイページのユーザーIDパスワードとは混同しないでください。
メールアカウントを削除して作り直せば直りますか?
削除・再追加で必ず直るとは限りません。特にPOP方式のメールでは端末内にしか残っていないメールが失われる場合があります。まず新しいパスワードの反映とサーバー設定を確認し、削除を検討する前にメールの保存状況を確かめてください。
パスワード再設定の案内メールが届きました。リンクを開いていいですか?
不審なリンクを開く必要はありません。So-netの公式サイトをブラウザで直接開き、マイページや公式FAQから手続きを進めてください。
すでにSo-netを退会している場合も対象ですか?
So-netは、2026年3月以降に退会した元会員の情報も今回の漏えい対象に含まれると公表しています。ただし、退会済みのサービスでメール利用を再開できるかどうかは別の問題です。個別の状況はSo-net公式の問い合わせ窓口へ確認してください。


